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勉強しなければいけないのにTVを見てしまう。
ダイエットをしているのに食べ始めたチョコレートが止まらない。
みんなそんな経験はないだろうか。
大事だと分かっているのにどうしても欲求に負けちゃう。それが人間ってものかもしれないけど、そこでぐっと自分を制することができればもっとイケてる自分になれるかも。
しかし、
人のセルフコントロール能力にはリミットがある。
そんな気になるニュースを発見したので報告しよう。
引用元(英語):ScienceDaily
"Why It Is Impossible For Some To 'Just Say No'"より
受験生のみんなにとっては、気になるニュースなんじゃないだろうか。
どうやらこの記事によると、人が自分をコントロールするすべての行動には同じリソース(資源)が使われるらしい。たとえば、ダイエットで食べたい欲求を制限しているときにはこのリソースを消費しているので、受験勉強のようにまったく違う分野の活動であってもリソース不足に陥ってしまうのだそうだ。
ダイエッターがチョコレートを食べてしまったり、生徒がTVを見てしまったり、政治家がわいろを受け取ってしまうのは、このリソース不足しているときのほうが起こりやすいらしい。
そんな研究をしたのは、トロント大学のInzlichtとその同僚のGutsellという2人。彼らの研究では、まず被験者に恐怖映画を見てもらい、映画を見ている間自分の感情を抑制するように被験者に指示をする。その際、被験者に自分の感情の抑制の強さについて、1から9段階で報告してもらう。そのあとで、被験者にStroopタスクというセルフコントロールが必要な課題をやってもらったのだ。
Stroopタスクとは1935年に John Ridley Stroop博士が考案したテストで、たとえば、下のカードを見せたときに「赤」と答えさせる課題。異なる2つの情報が同時に脳に入ってきたときに、その葛藤によって反応時間が遅くなるということを教えてくれます。

実験の結果、自分の感情を抑えた人は、Stroopタスクの結果が悪いということが発見された。つまり、映画を見て感情を抑えたことでセフルコントロールのリソースを消費してしまったというのだ。
なにか頑張らなければならないときは、自分を制御する他の作業はやらない方がよいのかも。
そういえば、知人から大学院で修士論文を書いているときに思わず深夜の大学校内を素っ裸になって走ってしまった。ということを聞いたことがある。そのときの彼には抑制リソースが限りなく0に近かったに違いない。