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ニュースソース:EurekAlert :Synthesis with a template
サッカーボールといえば、正五角形と正六角形だけでつくられる球体だが、
このサッカーボールの形をした、有機化合物が存在することを知っているだろうか。
1985年に発見された。炭素原子60個で構成されるサッカーボール状の構造を持った有機化合物フラーレン (fullerene) は、
ハロルド・クロトー、リチャード・スモーリー、ロバート・カールは、1996年度のノーベル化学賞を受賞した。
このフフラーレンは物理的に極めて安定で、水や有機溶媒に溶けにくい性質を持ちつつ、化学反応性は高く、いろんな分野での開発研究が進められている。
これまでのフラーレンは、炭素骨格で作られていたのだが、ドイツのRegensburg 大学の Manfred Scheer らによる研究グループは この度C80 フラーレンの相当品である二十面体の分子を、五リン化鉄と塩化銅を原料に、炭素を使わずに合成することに成功した。
その分子の立体画像が以下だ。
論文:A Spherical Molecule with a Carbon-Free Ih-C80 Topological Framework
何のに役に立つかどうかはさておき、元有機合成屋としてこういう美しい構造を
化学的に作ること自体が興味深いものなので、ちょっとニュースに取り上げてみました。