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ニュースソース:下野新聞SOON 猿橋賞に塩見慶応大准教授 RNA研究でモデル提唱
科学研究の世界には、優秀な女性研究者がたくさんいる。
猿橋賞は、日本を代表する女性研究者「猿橋勝子」(帝国女子理学専門学校(現・東邦大学理学部)出身)が、
後生の女性研究者を奨励するために設けた賞で、今回で29人目の受賞となる。

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今回の受賞者は、慶應大学医学部の塩見美喜子准教授(47)。

【写真】猿橋賞の受賞が決まり、記者会見で研究内容を説明する塩見美喜子・慶応大医学部准教授=20日午後、東京都千代田区
研究内容は、RNAによって遺伝子の働きが抑えられる「RNAサイレンシング」という生命科学の分野でいま注目されている技術だ。
さて、「RNAサイレンシングといわれても、、、、」という高校生の顔が目に浮かぶ。
「RNAサイレンシング」というのは、20~30塩基の短いRNAが引き金となって特定の遺伝子の発現を抑制する分子機構の総称だ。
その代表例として、siRNA(小分子RNAの一種)が相補的な塩基配列を持つmRNAを分解へと導くRNAi (RNA干渉)がある。
今回の研究はこのRNA干渉を知らないと、その内容を理解しがたい。
RNA干渉は、1998年に米国A. FireとC. Melloによって発見されて以来、発生や代謝、
ウイルス感染防御といった生命にとって不可欠である多くの現象を制御している、重要な現象であることが明らかになってきた。
そのため。なんとこ発見してから8年という異例の早さでノーベル賞を受賞するほどだった。
それほど、世界にインパクトを与えた発見だったわけだ。
塩見准教授は、RNA干渉機構の脳内機能発現ネットワーク形成への関与を強く示唆するとして、
‘RNA干渉と疾患’という新分野を開く先駆けだった。
今回は受賞は、数々の成果の中でも、ショウジョウバエを用いた解析で、生殖細胞でだけ働く特定のRNAが、
ほかのRNAとは大きく異なる生合成経路で作られるという新しいモデルを提唱したことなどが大きく評価された結果だ。
塩見准教授はさらに、ショウジョウバエだけでなく、ヒトを含む普遍的なRNAサイレンシングに関心を寄せ、
国内外の研究者との共同研究も発展させている。
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