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ニュースソース:asahi.com
月に水があるらしいということは、先金明らかにされたが、
今回さらに、そのボリュームを示すデータが現れた。
これまで、水は見つかっていたが、「野球場のダイヤモンドほどの面積の砂を集める必要がある」と、
その少なさも報告されていた。
今回、インドの月無人周回探査機チャンドラヤーン1号に搭載したレーダーによる観測で、
月の北極にある複数のクレーターに大量の氷があることがわかった、と発表した。
月の極域は太陽光がほとんど当たらないため、氷が解けずに保存されている。
少なくとも6億トン(東京ドーム500杯分に相当)はあると見積もられ、将来の月探査により利用できる可能性が高まった。
1970年の日本万博で話題になった、月の石というのがあったが、
今度は月の水が人気になりそうだ。4月は上海万博か。
ニュースソース:麻布大学プレスリリース
犬のペットを飼っているひとには興味深いと思われる研究が発表された。
麻布大学 獣医学部 動物応用科学科 菊水健史教授の研究によると、イヌはヒト同士のコミュニケーションにおいて非常に重要であるヒトの表情弁別がイヌでも可能かどうかを調査し、イヌがヒトの笑顔と無表情を弁別できることを明らかになったという。本研究によって、イヌがヒト社会において、ヒトの表情を認識しながらより調和的に行動している可能性が示され、ヒトとイヌとの共生関係構築の理解のみならず、ヒト‐ヒト間での円滑な視覚的コミュニケーション成立のメカニズム解明のモデルとしても非常に高い価値が期待されているということだった。
実験方法は、飼い主の笑顔と無表情の写真の弁別訓練を行い、その後、本実験において、飼い主のさまざまな笑顔と無表情の写真や、複数の見知らぬ男女の笑顔と無表情の写真をイヌに対してならべて呈示するというもの。その結果、どのイヌも飼い主および飼い主と同性の見知らぬ人の写真呈示において、有意に高い確率で笑顔を選択することがわかったという。
実験の様子(麻布大学プレスリリースより)
さて、この麻布大学の伴侶動物学研究室をすこし調べていてもうひとつ興味をもったのは、実験担当の永澤美保特任助教が昨年発表した、「ヒトとイヌの絆形成のメカニズム解明ヒトと犬との交流においてイヌからの注視が飼い主の尿中オキシトシンを上昇させる」という発表である。
オキシトシンの化学構造(Wikipediaより)
ペットの犬と目を合わせ、なでたりする行為が人間のホルモンの一種「オキシトキシン」を分泌させ、幸せな感覚を引き起こすことがわかってきたという研究である。この研究でも、犬とのコミュニケーションがヒトの快感を引き起こすことが示唆されていて、いかにイヌがヒトと仲の良い動物かを考えさせられる。
アニマルセラピーというと特殊な感じだが、伴侶動物学というと高度だが身近な感じがする。
今後の研究に注目したい。
車体がふわりと浮き上がり時速500kmで走る未来の鉄道、と言えばリニアモーターカーですよね。
東京と大阪を1時間で結ぶ夢の乗り物として、現在、2025年の実用化を目指して開発が進められています。
その重たい車体を浮かび上がらせるのは「超伝導」という現象です。超伝導とは、ある金属や化合物を-何百℃という超低温に冷やすと、電気抵抗がゼロになる現象です。超伝導状態(抵抗ゼロ)になったコイルに電流を流すととても強力な磁石になり、地上のコイルと反発して車体が浮かび上がるのです。
より効率よく超伝導体を作るため、多くの研究者が研究を進めています。
2010年7月27日、物質・材料研究機構(つくば市)の高野さんらがとてもユニークな超伝導体を生み出す方法を発表しました。それは「熱いお酒にひたす」ということ。高野さんは鉄系超伝導体に似ている鉄とテルルと硫黄の化合物がエタノールの水素や酸素と反応して超伝導体になることを発見しました。しかし、時間がかかる上とても微弱でした。エタノールはお酒に入っている成分。ある日、高野さんは自分が飲んでいるお酒で実験することを思いつきました。
70℃に温めたお酒に24時間つけた後-271℃に冷やし、超伝導体になっているかを調べた結果、ただのエタノールにつけた時よりも、5~7倍早く超伝導がおこることがわかったのです。
一番効率が良かったのは赤ワイン、2番目は白ワイン、3番目はビール。
「酸化して味が落ちやすいお酒ほどよい」と高野さんは考察しています。お酒の中に含まれる100種類ほどの成分の何かが、酸素の受け渡しを促進していると考え、いま、その成分の探索を続けています。
皆さんが20歳になる頃には、「リニアモーターカーを支える、赤ワインで乾杯!」かもしれませんね。
参考文献 http://www.nims.go.jp/news/press/2010/07/201007270/p201007270.pdf
冬になると猛威をふるうインフルエンザ。その予防にはワクチンの注射が有効だといわれていますが、注射が苦手だったり、病院に行くのが面倒だったりで、ついつい後回しにした結果、見事インフルエンザにかかってしまった…なんていう経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。そんな方にうってつけの新しいワクチン接種法が開発されました。
7月18日に、アメリカの医学誌ネイチャー・メディシン(電子版)で発表された論文によると、細かい針が多数ついたパッチを皮膚にはるだけで接種できるインフルエンザワクチンを、アメリカ ジョージア工科大などの研究チームが開発し、動物実験で効果を確認したということです。
針は、皮膚に刺さると数分で溶け、ワクチンが生体に吸収されます。実用化すれば、自分でも接種できるようになる可能性があるそうです。また、病気の予防のためだけでなく、定期的に注射をうつ必要がある方々にとっても注射の負担を軽減させる画期的な技術となりえるでしょう。
いつかは「予防注射」という言葉自体がなくなっていくのかもしれないですね。
参考:論文のアブストラクト(英文)http://www.nature.com/nm/journal/vaop/ncurrent/abs/nm.2182.html
人間の世界では「女の子に泣かれると、どう対処すればいいのかわからない。」という男子が多いですが、マウスの世界では、逆にオスの涙がメスを惑わせているようです。東京大学の東原和成教授らが7月1日付の英科学誌ネイチャーに発表したところによると、オスのマウスの涙には、メスのマウスの鼻にある器官、鋤鼻(じょび)器官に作用し、オスの交尾を受け入れるよう促す性フェロモンが含まれているということがわかりました。これまで、オスの尿に含まれている物質が性フェロモンだと考えられていましたが、今回研究者らは、メスの鋤鼻器官で感知される物質から、オスの涙腺から分泌される物質(ESP1)を新しく探し出しました。
まず、マウスのメスはオスの尿から発せられるにおいを感知してオスとの距離を縮め、オスと接触すると顔と顔をくっつけてすり合わせるようにします。この時、オスの涙から出たESP1がメスの鋤鼻器官を刺激することによって、メスは相手がオスであると認識し、交尾を受け入れる体勢になるのです。
また、マウスの種類によってESP1の分泌量が異なっており、実験用に飼育されている種類のマウスより、野生で生きる種類のマウスの方がたくさん分泌していました。野生では交尾の機会が少ないため、ESP1をたくさん分泌することで、交尾の確率を上げているのではないかと、考えられています。
マウスの世界では、野生の環境で生きるマウスの方がモテているのですね。
参考: 東京大学農学生命科学研究科プレスリリースhttp://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics100701.html