株式会社リバネス運営ウェブサイトメディア開発事業部(担当:もう)|リバネスコーポレートサイト
クマムシとはいったいどのような生き物なのでしょうか?世界に約350種、日本には約30種いると言われているが、その大きさはせいぜい0.5mm~1.0mmと非常に小さいのです。普段は、植物に細い針のようなものを突き刺し、栄養分を吸って生きています。
8本足でのんびり歩く姿を観察していると、ほのぼのした気分になりますね。
ところがこのクマムシ、とてもすごい能力を持っているのです。
そのひとつが「乾眠」。
ほぼすべての生き物にとって水はなくてはならないものですが、動物によっては水がなくても生きていけるようなしくみを体内に持っています。クマムシは、周囲が乾燥すると体内の水分を85%から1~3%まで減少(脱水)し、体の新陳代謝を止めます。そうすると、通常では1か月から1年しか生きられないクマムシも、乾眠状態では9年も生存できるようになるのです。地中や苔に住んでいるクマムシは、乾燥状態になると酒樽のような形状になり、100年近くも生きることができると言われています。
このしくみにはまだまだ不明な点が多く、それを解明することで食糧問題を解決する糸口となるでしょう。
また、クマムシは人間の1000倍以上も放射能に強く、損傷が起きた場合はDNAの修復もできるのです。
この特性が科学者の目に止まり、2007年9月にクマムシは宇宙実験衛星『Foton-M3』に乗ってついに宇宙へ。乾眠状態で大量の有害な宇宙線を浴びながらも、地球上に戻るとみごとに復活し生殖活動を再開しました。
この宇宙空間から身を守ったDNA修復システムを知ることで、医療の進歩にも大きく影響することでしょう。
クマムシの小さな一歩は、人類の大きな一歩と言っても過言ではありません。