株式会社リバネス運営ウェブサイトメディア開発事業部(担当:もう)|リバネスコーポレートサイト
夏も半ばを過ぎ、そろそろ秋の気配がしてきましたね。
秋はたくさんの穀物や果物が収穫できる季節でもあります。
スーパーマーケットにいくと、色とりどりの果物が並んでいます。最近は、ごくあたりまえのように種がないぶどうやスイカもありますよね。
こういった果物は、種がないと食べやすい上に、子供やお年寄りにも安全だという理由でよく好まれます。
ところで、この種なしブドウはどのようにして作られるのでしょうか?
植物は、受粉・受精によって植物の子房などが大きく発達し、胚珠が種子になることで、果実がどんどん大きくなります。
一方で、受粉や受精が行われなくても子房壁のみが発達していて、果実が大きくなることも、実はあるのです。
これを単為結実といい、いわゆる「種なし果実」となります。
実はこの単為結実、人工的に誘発することができます。
その有名な例がブドウ品種のデラウェア。デラウェアは、ジベレリンという植物ホルモンのある環境下におくことで種がない果実ができるようになります。
実際には、開花2週間前に100ppmの濃度のジベレリン溶液を紙コップに入れ
直接花(花房)につけてます。これにより、花粉の活性を低下させることができます。
すると、胚のうの発育を抑制することができるようになり、無核化します。
この処理は、開花前に行い、葉の枚数が10~12枚程度のときが処理ごろになるそうです!
そして、開花日2週間後に再び100ppmのジベレリン溶液に果実につけると、今度は子房が肥大するようになり、
種なしブドウができあがるのです。
実際に農家さんでは、どんなふうにやっているのか知りたい方はこちら☆
植物ホルモンは、植物が発芽し、茎や葉を伸ばしたり、花を咲かせ、実をつけたりするなど様々な生理作用をするものです。
そのひとつであるジベレリンは、日本人研究者が発見したものでした。イネがひょろりと長く延びる「イネばか苗病」の研究をしていた時、このイネに含まれる物質をほかのイネに与えてしらべたところ、植物の伸長を促進する作用があることを発見。そこから始まり、果実を肥大させる作用も見つけたのでした。
みなさんも、買い物にいったときには、ぜひスーパーに並べられた野菜や果物をながめてみてください。
そのひとつひとつに、おもしろい技術や歴史的な発見が隠されているかもしれません。