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茨城県石岡市には、「ダチョウ王国」なる場所がある。「3拍子揃ったダチョウが21世紀の畜産を支えます!!」と、自信たっぷりにダチョウを押し出すこの王国。卵の大きさだけが取り柄じゃない、ダチョウの意外な利用方法とはなんだろう。
3拍子とは、「飼育コストが安い」「発育が早い」「繁殖力が強い」。ダチョウは、完全に屋外で飼育ができ、2歳から約40年間卵を生み続ける(年平均40個)。寿命が40~50年なので、ほぼ一生産卵が可能となる。ダチョウ王国では1000匹のダチョウを飼育しており、観光牧場として開放する一方、隣接する施設でなんとダチョウのお肉や卵料理が食べられるのだ。ダチョウのお肉は柔らかく、くせや臭みがない。低カロリーなのに栄養価が高いと、健康志向な食材なのだ。
それだけではない。ダチョウの羽根は、宝塚やリオのカーニバルの装飾品に使われているし、ダチョウの皮はカバンや財布などの高級革製品として注目を集めている。更に、角膜などは移植医療分野で研究が進められている。ダチョウの卵から抗体を大量に作るベンチャー企業もあるぐらい、ダチョウはさまざまな分野で活躍しているのだ。
実際に、ダチョウの大群を目の当たりにすると結構圧巻される。エサ(500円)を見つけるとわさわさと集まり、フェンスの隙間からくちばし を次々と出してくる。最初、手のひらをつっつかれるのは怖いけど、徐々にかわいく見えてくるはず。繁殖期(3月~9月)に訪れると、運がよければ求愛ダンスが見られる。こちらから踊るように促すことも可能。やり方は、両手を広げて8の字にくねくねと大きくうねること。すると、同じようにダチョウも羽根を広げて応えてくれるだろう。
ちなみに、ダチョウ王国ではダチョウ以外にもさまざまな動物に会える。しかも、フェンスの中は出入り自由!!エミューは猛スピードで追いかけてくるし、アルパカは顔面めがけてエサの食べカスをぶっかけてくる。本当の意味で動物と触れ合える、日本では貴重な場所である。
そんなダチョウとの素敵な出会いを創造する「ダチョウ王国」で、いつもの生活にスパイスを。